一般財団法人 阪大微生物病研究会観音寺研究所を安藤・石山観音寺市議、込山三豊市議と視察。


東理事長


安藤・石山観音寺市議、込山三豊市議


ワクチン製造環境の課題など伺う


東理事長、奥野観音寺研究所長から説明を受け、意見交換を進めた。

阪大微生物病研究会(BIKEN)は、1934年、細菌学者谷口博士と篤志家山口氏の尽力で設立。

観音寺市に研究所が開設されたのが、1946年。以来感染症の基礎研究を中心に世界の生命を守るワクチン開発・供給に取組まれている。


ワクチン製造現場を視察


インフルエンザワクチン製造工程など説明を受ける


新型インフルエンザワクチン、日本脳炎・水痘ワクチンなどの研究・製造工程を見学。

高い清浄度を保つクリーンルーム、製造の各工程が自動化、さらに目視検査など高い品質管理など等。その最新技術に驚嘆。

職員数642名のうち、観音寺は557名と大半がこの観音寺研究所に集中。
地元雇用の大きく貢献していただいている。


建築中の瀬戸センター(管理棟など)


瀬戸センターの完成予想


観音寺研究所施設と共に、細胞培養インフルエンザワクチン等の次世代ワクチン供給に取り組む建築中の瀬戸センターも視察する。

瀬戸センターは敷地面積約16万㎡。研究棟は、次世代ワクチンの開発と共にワクチンの有効性評価のサーベイランスセンターも併設。開発棟は、大量生産可能な製造施設となっている。
総工費約350億といわれ、まず本年第一次(管理棟など)が着工予定。

新型インフルエンザに対応する細胞培養インフルエンザワクチン。今までの発育鶏卵と比較し、短期間にワクチンの供給が可能となり、新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)にも対応する即納体制を整える事ができる。

日本の危機管理上 大変大事な分野である。

意見交換の中で、要望された1つは、これだけの研究や施設の維持など国の支援なしでは、難しい面がある事である。
いつ来るかわからないパンデミックに対応する危機管理システムについて国の対応が求められる。

要望の2点目は日本の予防接種行政について公明党が主張する定期接種化の促進である。海外と比較し遅れているワクチン行政の改善は必須といえる。