森林労連の方々と


全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会(森林労連)の河田委員長・犬飼書記次長が事務所を来訪。

林業就業者の労働状況と安全対策など課題・要望をお聞きする。

【林業労働の現状】
・昭和35年 約44万人が平成17年 約4.6万人
・高齢化は60歳以上39%・65歳以上26.2%。
・平均所得 全産業約452万円に対し 林業295万円
・日給制が約7割、休日は日曜日・雨天日多い
・現場での始業時間は8時頃が多く、季節や天気に左右される
・新規就業者毎年3000人(緑の雇用で1441人)

【林業労働の災害の実情】
・労働災害発生率は全産業の13倍
 (平成22年林業死傷者1195人。死亡65人)
・経験年数でみると10年以下が全体の44%。5年以下21%。
・間伐中の災害が4割、「かかり木」処理や接近作業など経験年数の少ない者が被災

【今後の安全対策】
1.地域(山村)振興と地域林業再生には「林業事業体の育成」と「林業労働力の確保(技術者の育成・確保)」が重要で、新たな国の雇用政策拡充を。
2.事業主(会社)の安定的な経営のための事業の発注

3.安全に伴う研修、安全管理体制などの支援措置

【厚生労働省の林業就業支援事業内容の充実】
・平成22年度予算約8億→平成23年度予算 6億98百万円
・林業雇用改善推進会議の開催(実行ある会議を)
・林業就労支援事業
・地域林業雇用改善促進事業

今後労働環境改善にしっかり取り組んでまいりたい。