患者の方々から切実な声を伺う


山野准教授


篠原代表


15時から障がい者福祉委員会・難病対策PT合同会議が開催。

「慢性疲労症候群(CFS)」について要望を伺う。

重症で寝たきりに近くなる人も多い疾患でありながら、原因が解明されていないために、心因性と思われたり、詐病の扱いを受けてきた慢性疲労症候群(CFS)。


要望書をいただく


「慢性疲労症候群(CFS)をともに考える会」篠原三重子代表・有原誠治代表等から要望書をいただく。
篠原代表・聖マリアンナ病院山野准教授はじめ患者の方々からCFSの切実な現状をお聞きする。

【CFSの主な症状】
・激しい疲労の持続、ひどい睡眠障害
・全身の筋肉痛・関節痛
・微熱、リンパ節腫張
・記憶力・集中力・思考力の低下

【日本の置かれた状況】
・診療を受ける医師が少ない。診断を受けるのが困難
・精神的なものと片付けられる。
・1996年研究班が廃止。15年間実態調査行われていない
・ほとんどの患者職を失っている
・障害認定(社会保障)を受けられない

【進めていただきたい研究】
・CFSに感染症が関与しているか。原因の解明
・診断のためのバイオマーカーの同定
・治療法の開発、患者の実態調査
・診断基準の見直し

【要望項目】
1.慢性疲労症候群の患者が医療や福祉を受けることのできる体制の整備
2.慢性疲労症候群の研究推進