「インランド・シーリゾート・フェスパ」を見学


「インランド・シーリゾート・フェスパ」の建物


建物から見る風景


愛媛県上島町弓削島を遠山清彦議員(離島振興対策本部長)と訪問。「インランド・シーリゾート・フェスパ」を視察。


インランド・シーリゾート・フェスパとは?


「インランド」とは内海「瀬戸内海」を指し、日本のエーゲ海ともいわれる瀬戸内海のほぶ中央に位置する神島町(弓削島)。
「フェスパ」とは法王の休日というイタリア語の造語。現代人がリフレッシュでき、学べ明日への活力としてエネルギーを蓄積できる場所という意味から「フェスパ」と名づけた。

国の離島体験滞在交流促進事業を利用して建設された施設である。本年2月に建設中の場所を上村町長の案内で来訪していたが、オープンしてから初めて。


宿泊の和室


瀬戸内海の素晴らしい景色の中、宿泊客室(定員117名)・食堂・大浴場など設備されている。

新施設では、敷地内に畑を設置して農作物が収穫できるほか、これやを調理する設備も用意されている。
さらに松原海水浴場など海岸に近い立地を生かして、板のりをはじめとする海産物やシーカヤックなどマリンスポーツを体験した交流も可能。


上島町の課題・要望を伺う


その後、柏原副町長・丸山産業建設部長等行政の方々と意見交換。離島の課題・要望を伺う。
主な要望は下記内容。

1.上島架橋の実現(岩城橋の建設)
・本年2月上島架橋の第2橋生名橋が開通(第1橋は弓削大橋)。第3橋である岩城橋が完成することで初めて効力をもつ。上島町の最重要課題。

2.離島航路の維持
・離島にとって航路は本土の道路と同じ役割。
・しまなみ海道開通や燃料高騰で航路の減便・廃止が行われている。特に魚島航路は魚島や高井神島の住民にとって唯一の生活航路。多額の欠損額が出ており、離島航路支援を。(補助制度の充実)

3.医療従事者の確保
・産婦人科、小児科など医師不足。特に産科は因島にもなく東広島や尾道まで行く必要あり。昨年20人が出生。上島町として1回5000円の妊産婦通院費助成を実施。1か月6回まで。医師確保策を。

その他、島内交通の充実、農業・漁業、観光、造船業など要望を伺う。今後の政策に反映してまいりたい。

本年2月6日上島町訪問のブログ
https://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/cat48/2011/02/06_2307.html