<これまでの活動記録>
四国方面の公明党夏季議員研修会が2日、山口那津男代表が出席して徳島県美馬市で開かれた。
山口代表は、議員の日常活動の在り方として、「次の選挙で成果が問われることを逆算して、実績をつくることが大事だ」と強調。議会質問や議会便りの発行、地域住民とのサポート運動や実績づくり、街頭演説の重要性を訴えた。
また山口代表は東日本大震災について、公明党が現地の支援活動や数多くの提言を行ってきたことを紹介する一方、「菅政権の対応はあまりに遅く、現場に鈍感で心がない」と厳しく批判。「民主党内では菅首相の退陣をめぐってごたごたが続いているが、政治空白は許されない。被災者のために、やるべきことは早くやれと主導していく」として、原発事故による賠償金の仮払いも、政府の全面責任で早期に実行すべきとの認識を示した。
さらに山口代表は、政府・与党が「社会保障と税の一体改革案」で打ち出した消費税10%の増税について、「財源をどこにどう使うのかも説明されず、最低保障年金など民主党のマニフェストの内容とまるで違う」と糾弾。「政府・与党の姿勢が定まらないものを呼びかけられても応じられない。いずれ避けて通れない重要課題だからこそ、与野党でしっかり協議できる環境をつくれと迫っていきたい」と力説した。
(2011年7月3日付 公明新聞より転載)