朝6時20分ホテルを出発。野々下宿毛市議と共に、宿毛市片島港へ。


片島港で中西宿毛市長と


港には中西宿毛市長が出迎えていただき、懇談。

宿毛市(すくもし)は、高知県の南西部に位置し愛媛県と境を接する市で人口は22951人(2011年1月)


市営定期船「すくも」


宿毛市片島港を出発


鵜来島


沖の島・母島港


沖の島弘瀬港でゴミ取集(定期船へ)


市営の定期船「すくも」で片島港出発。約50分で鵜来(うぐる)島に到着。
鵜来島は約50人近い方が住まわれている。さらに40分かけて、沖の島 母島(もしま)港へ。


沖の島風景


沖の島は、全域が宿毛市に属する。東経132°32’ 北緯32°43' 周囲約17km、面積は10.5km2。宿毛市片島港より海上約25km地点に位置し、人口は2006年現在283名。


沖の島の風景


標高404mの妹背山を中心として水量豊かな谷川がある。島は花崗岩から成り、至る所に断崖や急斜地が見られ平地は少ない。

沖の島は母島地区と弘瀬地区を中心に大小五つの集落より形成され、支所や漁協・郵便局・診療所などの施設がある。磯釣りやマリンスポーツの島として人気を集めている。


島民の方々との懇談会1


挨拶


沖の島支所での島民懇談会


午前中、沖の島開発促進協議会 市原会長など島民の方々との懇談会。約2時間課題・要望を伺う。(沖の島支所会議室で)

「医療の確保、し尿処理問題、保育などの教育、介護、観光や漁業、情報網、防災の対策、島の道路網の整備、交通面など」様々な課題・要望をお聞きする。

【し尿処理について】
耕作放棄地の増加や高齢化により自家処理が難しくなってきている。島内にはし尿業者もなく、市営定期船にもバキュームカーを搭載できないため、抜本的なし尿処理対策が必要。

【教育】
沖の島小は平成22年休校。中学は平成23年度より休校。現在6名の未就学児童がおり、平成24年の小学校入学が予定されていることから、再開される見込み。保育園の整備が望まれる。

【医療の確保】
沖の島にはへき地診療所があり、医師が常駐。看護師も2人対応。しかし土、日、月は医師がいない。看護師も土、日はいず、安心の医療体制が望まれる。
鵜来島は医師がいない。本土の医師不足により、巡回診療が平成19年度から月2回から月1回に削減。

【離島航路の補助制度の拡充】
国庫補助航路であり、料金の引き下げは認められない状況(一般財源からの助成なら可)。沖の島~宿毛片島港。片道1300円。
離島住民の生活に必要な道路であり、補助制度の拡充が求められる。輸送コスト(生活物資、商品価格、漁業者の出荷など)にも大きく関係する。

【島内交通】
沖の島の交通は、コミュニティバスのみで、島内の観光客の移動手段がない。夏季には海水客が多く、レンタカーやレンタルサイクルも無く移動手段の確保が課題。離島の実情に応じた特区などの規制緩和策が必要と思われる。

一部離島地域を有する宿毛市沖の島民の生の声・状況を伺う。市・県・国として対応する事をお話しする。
離島振興法の抜本的見直しも含め、対応してまいりたい。