山火事の被害にあった岡山県玉野市沖の石島(いしま)≪香川県直島側は井島(いしま)≫を視察。公明党から都築県議・三宅玉野市議が同行。
瀬戸内海の香川県と岡山県の県境にある島で、人口38世帯103人。(2011年現在)
産業は養殖業が盛んで、沖合には養魚場が多く点在し、中でも海苔の生産が多く、港の周辺には海苔の加工場が幾つもある。
定期船は運航されておらず、島の漁業者が出す船(海上タクシー)などで移動する。時間にして約20分。
現地対策本部(胸上小石島分校)を訪れ、玉野市三宅消防署長や地元の東元区長に被害報告と共に今後の要望をお聞きする。
今回の山火事は、島の面積の87%に当たる約237ヘクタールを焼失。民家への類焼などはない。
山の中に入り、民家近くまで火の手がきた場所まで案内いただく。焼け焦げた木々。ほとんど丸焼けの状態である。香川県側でまだ煙りがでているが、ほぼ鎮圧したとの事。
消防団の方々・自衛隊ヘリや両県の防災ヘリなど多くの方々の必至の消火活動により、類焼が防げたことに敬意を表するものである。
今後の災害防止策の要望として
①山林や焼けたため、土砂災害防止の為にも植林をする。
②今回消火活動の妨げとなったのは、林道がなかった事。災害防止のための林道が必要。
③玉野市からの水道水の水圧UPを。
・海苔の水など島のダム水からホースで活用していたが、ホースが焼けて使用不可。玉野市側の水道水の水圧を上げる事でカバーしてほしい。
以上の要望などについて、玉野市・直島町そして県(岡山・香川)・国が協力して復旧計画を実現してまいりたい。