<これまでの活動記録>

党瀬戸内海フォーラムの初会合であいさつする山本(博)氏(左側中央)=4日 広島市
公明党離島振興対策本部の「瀬戸内海フォーラム」(山本博司座長=参院議員)は4日、広島市内で初会合を開き、瀬戸内海沿岸6県の公明議員が連携し瀬戸内海の活性化に取り組んでいくことを確認した。山本座長、赤松正雄顧問(衆院議員)、谷合正明事務局長(参院議員)をはじめ、伊藤勝正・兵庫県議、景山貢明・岡山県議、栗原俊二・広島県議、先城憲尚・山口県議、松成国宏・香川県坂出市議、木村誉・愛媛県議らが参加した。

あいさつした山本氏は、「瀬戸内海は、穏やかな気候、美しい自然環境・景観、歴史・文化、豊かな農林水産物など多彩な資源がある。それらの特性を生かし、観光、文化芸術振興や環境保全、防災対策、潮流を活用したエネルギー政策など、さまざまな可能性に取り組んでいきたい」と強調。

その上で、「瀬戸内海は複数の県にまたがっているが、海域全体をつなげる広域、一体的な振興策の構築が必要だ。そこにこそ自治体を超えて連携できるネットワーク政党・公明党の強みがある。持続的に推進していきたい」と述べた。

参加者からは、「『瀬戸内ブランド』を構築し広域的に進めるプラットホーム(拠点)が必要だ」「『日本のエーゲ海・瀬戸内海』などのブランドの魅力を発信して、戦略的にアジアからの誘客を図るべきだ」「昨夏の瀬戸内国際芸術祭には90万人以上が訪れた。お年寄りは若い人が来ると楽しいと言っていた。次回はさらに広域的に開催できればいい」などと活発な意見が出された。

一方、赤松氏は「『瀬戸内公明議員団』として、がっちり団結して、瀬戸内海全域が抱える課題に取り組み、政策に反映していきたい」と訴えた。

これに先立って会合では、全国離島振興協議会の仲田成徳調査研究部長が講演。仲田氏は「公明党は離島振興に精力的に取り組んでいただいており心強い」と謝意を表明した。参加者は、離島の諸課題について研さんし、質疑応答を行った。

 (2011年10月5日付 公明新聞より転載)