愛媛県腎臓病患者連絡協議会(愛腎会)第39回定期総会に出席。
厚労委員会での臓器移植法改正の審議や透析患者の方々との懇談を通じて、支援の必要性について下記の内容をお話しする。
人口透析を必要とする腎不全患者数は約29万人。毎年1万前後の患者が増加している。患者の高齢化・糖尿病性腎症患者の増加が、原因。
慢性腎臓病の患者は1300万人ともいわれ、国民病の1つである腎臓病。
「新・腎疾患総合対策の確立」が急務である。
1.腎臓病患者、透析患者増加抑制のための国民的取組み(啓発・広報活動)
2.介護を必要とする透析者への対応が急務
・長期透析、患者の高齢化により障害の重度化・重複化で介護が必要とする患者の急増(在宅支援、通院対策、施設入所など)
3.腎臓移植の推進への取組みの重要性
・昨年臓器移植法改正されたが、まだ脳死による臓器提供は低調。
・移植コーディネーターの増員・身分保証などの支援
4.災害時の透析医療の確保と避難・移動体制の整備
総会では人口透析の10年以上の方々を風雪賞として称えられておられ、40年の方もおられ驚く。そのご苦労に頭が下がる。
誰もが安心して治療生活を送れる社会保障制度の整備が求められる。