茨城県東海村立東海中学校を文教科学委員会で視察。
震災の被害で、校舎の柱や壁が破損。普通教室、特別教室が使用できなくなり、600名の生徒は、学年毎に別々の場所で授業を受けていた。
現在、校庭に応急仮設校舎を建設し、2学期からは同じ敷地で授業を受けている状況。
見学後、高橋東海村教育長・白井東海中学校校長・小野寺茨城県教育長等のメンバーと課題・要望など意見交換。
茨城県の公立学校の被災状況は、全体の9割超が被災。
使用禁止校は27校。内11校は自校が使えず、近隣高校を利用。
復旧状況は被災校の6割が復旧。ほとんどの学校施設は年度内に復旧の見込みであるが、59校は平成24年以降までかかる。
また茨城県の耐震化率は60%台と全国平均より低いため、学校耐震化を促進させる方向。また避難所としての学校の防災機能強化など課題はまだ山積している。
被災生徒の心のケアやスクールカウンセラーの充実など、国からの財政的支援がさらに必要。今後要望実現へ政策に反映できるよう取り組んでまいりたい。