<これまでの活動記録>

島民の要望を聞く党離島振興対策本部のメンバー(奥)=9月7日 鹿児島・十島村の口之島
公明議員の国会質疑の録画を全島で放映――。

屋久島と奄美大島の間に点在するトカラ列島(鹿児島県十島村=敷根忠昭村長、人口約600人)で14日、党離島振興対策本部(遠山清彦本部長=衆院議員)の山本博司事務局長、長沢広明両参院議員が同島の抱える課題解決を求めた予算委員会の質疑の模様が放映された。

同村を構成する12の島々のうち有人7島の集会場で、村議会の動画を配信するシステムを活用して公明議員の論戦が約30分間流された。

9月6、7の両日に党対策本部が同村を視察したことが発端。村長をはじめ村執行部や島民との懇談で寄せられた要望を公明議員が国会で取り上げたことが大きな反響を呼び、放映の運びとなった。

このうち11月17日の質疑で山本氏は、離島で安心して暮らせる環境を整備する観点から、医療や介護のサービスを充実させる重要性を指摘。少人数の利用者に短期の宿泊などを提供する「小規模多機能型居宅介護サービス」を人口が少ない島でも特例で取り組めるよう要請した。

一方、12月6日の質疑で長沢氏は、同村の交通手段が鹿児島市と島を結ぶ週2便のフェリーに限られていることに言及。「しっかりとした港がなく、波が高かったりすると接岸できない。船に生活物資が載っているが、2週間来なかったこともある」と述べ、港湾整備への支援を求めた。

村の関係者は「『何十年も届かなかった島民の声を国政で届けてくれた公明党の行動力はすごい』と絶賛されている」と語った。

 (2011年12月15日付 公明新聞より転載)