「障がい者の物品等を優先発注する法律推進のWT」として大阪市内の障がい者の福祉就労の現場を石川ひろたか参議院議員(WT事務局長)と視察。
公明党障がい者物品等優先購入法検討WTの座長として障がい者就労を先進的に取り組んでいる大阪市内にある「NPO法人さをりひろば」を視察。石川ひろたか議員(WT事務局長)と大阪府議・市議の方々も同行。
最初に城代表理事からさをり織りの歴史から現在の取組み等説明を伺い、意見交換を進める。
さわり織りを日本で最初に始めた創始者は、99歳になる城みさをさん。 1968年。心を癒すさをりとして、今や世界27か国、5万人以上に広がる。
さをり織りとは、なにもかもを自由にした手織り。すべて自己表現であって、手本はいらないそうだ。自分の思い通りに織ればいい。との言葉は後の体験で実感する。
現在、就労継続支援A型・就労継続支援B型として約100名の知的・身体・精神の障がい者がさをり織りの就労についている。
一般の方々を指導しているみどりさんからも話しを伺う。多くの方々を指導しておられ、お二人の率直なお話しに心を揺さぶられ、大変感動する。
その後移動し、北区にある体験工房「SAORI豊崎長屋」にて、さをり織りの体験。自由に織れる事の楽しさを実感。
平成23年9月からさをりの体験出来る専門の施設としてオープン。
障がいのある人が講師。現在10人の講師は、知的・精神・身体などの障がいがある。
城代表理事の「障がい者は、受ける側 される側になることがほとんど。障がい者が、指導する側としても十分やっていけることを伝える場にしたい」全国に展開される思いにさらに感動。
課題・要望として書類などの手続きが大変で、サービス管理者の負担が大きい。簡素化を要望される。国や行政の官僚的体質改善が急務。
視察を通じ大変心が温まり、多くの事を学ばさせていただく。工賃倍増と形だけのスローガンでなく、障がい者の目線で自己実現の喜びと働くことの生きがいを感じられる心のこもる政策が大事であると痛感。