早朝、松山市から高知市に移動。
高知市南金田にある、障がい者の方々が描いた絵などを集めて公開する美術館「藁工(わらこう)ミュージアム」などの「アートゾーン藁工倉庫」を石田四国議長(衆議院議員)高木・寺内高知市議と視察。
アールブリュット「生(いき)の芸術」を中心に展示する美術館「藁工ミュージアム」、演劇・映画・コンサート・ワークショップ、講演等を行う多目的シアター「蛸蔵(たこぞう)」、土佐食材をスパニッシュ、イタリアンで楽しむレストラン「土佐バル」で構成するアートゾーン。
アートをチャンネルに障がいの有無に関わらず広く社会と交流することの他、残された美しい景観を守ることも大きな目的との事。
昔ワラの集積所であった白壁のワラ倉庫を改造しており、歴史の重みと景観が素晴らしい。専門収納庫まで備えた障がい者アートの美術館は全国で初めて。
専門の美術教育を受けていない人が創作した美術作品は「アール・ブリュット」「アウトサイダー・アート」と称されている。NPO法人「ワークスみらい高知」(竹村代表)が中心となり運営している。
障がいのある方の独創的な作品にあらためて驚く。大津のアメニティフォーラムでも鑑賞したが、個性豊かな作品から様々な思いが伝わる。
就労継続支援A・B型として、美術館の清掃等の管理や受付、監視業務、売店での販売担当、多目的シアターの管理、舞台設営、座席配置のほか、レストランでの洗い場、接客等に障がいのある方が就労している。
(現在A型平均賃金9万円、B型4名 平均工賃3万5千円)
文化やアート等の国の予算は少なく、大事なテーマである。研鑽を深めたい。