参議院文教科学委員会で視察。
初日は富山県。本日は好天で、雄大な立山連峰がくっきりと見える。大変珍しい。しかしまわりは雪また雪。
富山市の人口は42万1953人(平成22国勢調査)
小中一貫教育を実施している富山市立芝園小学校(清水校長)・芝園中学校(石上校長)を訪問。
1.小中学校の概要
・芝園小学校は、1学年3学級。児童数558名。
特別支援学級3学級 11名。
・芝園中学校は、1学年3学級。児童数338名。
特別支援学級3学級 9名。
・9年間の学び小中一貫的連携教育。施設の特徴
①小中共用部メディアセンター等、小中合同の学びやイベントに活用
②いろんな角度から児童生活の活動を見守ることが可能な斬新なデザイン
③免震構造
④PFI事業 建築・維持管理費(17年間含め約63億円で民間会社と契約)
2.少人数学級(富山県の取組み)
・小学1・2年 35人学級を平成17年から実施
・中学1年 中1・35人学級選択制を平成21年度から開始
3.小中一貫的連携教育(概要)
①基本的な取組みの共通点
・読書活動、家庭学習の充実
・「元気パワーアップ作戦」小学
「富山っ子生活習慣育成事業」中学
・合同で参加する学校行事等(研修部活動体験、文化活動発表会等)
・「14歳の挑戦」の活用。心の教育。
その後。富山県庁舎に移動。
石井富山県知事・寺林教育長など富山県教育委員会の方々と意見交換。下記課題・要望等。
・学校教育への多様なニーズに対応したきめ細やかな教育の推進
①いじめ、不登校等に係る生徒指導に伴う定数措置
②特別支援教育支援員に配置に係る財政支援措置の拡充
③スクールカウンセラー及びスクールソーシャルワーカーの予算充実
・ふるさと教育や科学教育における先導的な教育活動の推進
・地方から世界に発信する芸術文化の振興について
富山県の教育状況を伺い、課題、要望等お聞きし、改善に努めたい。
現場を視察し、教育立県・富山県の懸命な取組みなど大変参考になる。今後の施策反映に役立てたい。