答志島桃取からチャーター船で菅島(すがしま)へ。
菅島は、鳥羽港の東約3km に位置し、島は東西に広く、南北に狭いという長細い島で、総面積4.52k ㎡、周囲13km、地形は、標高236.6mの大山を中心に、サカデン山、ボシ山など200m 級の山々が連なっている。紅つげの島で有名。人口689人。高齢者237人(高齢化率34.4%)
産業面は、漁業がメインであり、人工島の整備を図り、海洋や自然とのふれあい等を推進し、使いやすく安全な漁港整備が望まれている。
漁港ではとれたばかりの新鮮な魚、糸わかめ等が干されていた。
漁村センターで昼食。地元の食材のお弁当。新鮮な魚で美味しい。
菅島町 木下町内会長や町内会役員・鳥羽市社会福祉協議会 竹田小百合介護支援専門員・紅つげの会など島民の皆様との意見交換会。
漁業の活性化策と共に、菅島の介護の実態・課題等を伺う。
ケアプラン作成者は17人。島には介護拠点がないため、鳥羽市のデイサービスなど利用している
・生活課題で自宅で入浴が困難と訴えが多く、入浴目的で本土のデイサーブス利用者が多い。
・介護力不足。母親と息子の2人暮らし(嫁がいない)
・本土の介護サービスを受ける場合の島内介助員不足で、桟橋までの送迎を家族が行い、家族に負担が多い。
・透析通院が必要な利用者の通院介助付き等のサービスが利用できないため、家族の負担が大きいなど等。
離島特有の状況を加味した介護サービスのモデルが必要と痛感。高齢者と障がい者・子ども達が共生できるサービス等、規制の枠を超えた取組みを検討したい。