予算委員会


参議院予算委員会の一般質問で質問に立つ。

質問の内容は、「子ども・子育て新システムについて・社会的養護について」。
中川少子化担当大臣、小宮山厚労大臣、平野文科大臣の3大臣に質問。(下記内容)

Ⅰ.子ども・子育て新システムについて


質問2


質問3


今回の社会保障と税の一体改革では、消費税収の使い途をこれまでの年金、医療、介護から子育てを加えた4本柱に改めるとして、高齢者だけでなく子育て世代への支援を謳っております。
政府の説明によれば、消費税率5%増税分の使途について、4%、10.8兆円程度については社会保障の安定化として既存の制度の維持に使われ、残りの1%、2.7兆円程度のみが新規の社会保障の充実に充てられるとのことであります。そのうち、7000億円程度が子育て支援対策ということであり、これで、様々な課題が本当に解決できるのか、疑問な点が多くあります。
特に、今回の目玉といっている3月30日に閣議決定された「子ども・子育て新システム」関連3法案には、多くの疑問点があると指摘されており、基本的な考え方をここで確認したいと思います。


中川大臣


平野大臣


①新システムの趣旨、目的はどのようなものか。                  (少子化担当大臣)
②「子どもの育ち・子育て家庭を社会全体で支える」とはどういう意味か。   (少子化担当大臣)
③教育基本法との整合性をどのように考えているのか。              (少子化担当大臣)
④ワーク・ライフ・バランスの実現に向けてどのように取り組むつもりか。        (厚労大臣)
⑤幼保一体化にはなっていないのではないか。                   (少子化担当大臣)
⑥私学助成を残した理由は何か。                               (文科大臣)
⑦「子ども家庭省」の設置に伴う検討は行っているのか。             (少子化担当大臣)
⑧新システムがどのように待機児童の解消につながると考えているのか。  (少子化担当大臣)
⑨幼稚園が減少している理由をどのように分析・認識しているのか。          (文科大臣)
⑩待機児童解消のために幼稚園施設を活用する方策をどのように考えているのか。(文科大臣)
⑪保育士の処遇改善、キャリアアップにどのように取り組んでいるのか。        (厚労大臣)
⑫「認定こども園」の扱いはどのようになるのか。                  (少子化担当大臣)
⑬財源の確保をどのように行うのか。                         (少子化担当大臣)
⑭法案修正についてどのような見解を持っているのか。              (少子化担当大臣)

Ⅱ.社会的養護について

次に、この新システムとも関連する社会的養護についてお伺いいたします。
いわゆるタイガーマスク現象から1年が経過し、社会的養護の重要性や課題が明らかになってきております。社会的養護体制は、戦後、戦災孤児対策として制度化されたものでありますが、平成12年には児童虐待防止法が施行されたこともあり、これまで家庭内で埋もれていた虐待が徐々に発見されるようになり、虐待による要保護児童が増加していると指摘されております。
政府では、昨年7月に「児童養護施設等の社会的養護の課題に関する検討委員会」において、社会的養護の課題と将来像について取りまとめが行われました。
そこで、まず最近の要保護児童の推移と児童虐待の実情についてご報告をいただきたいと思います。


質問4


質問5


①児童養護の最近の状況についてご報告いただきたい。                 (厚労大臣)
②児童養護施設の人員配置の見直しについてご報告いただきたい。          (厚労大臣)
③里親に対する支援策はどのようなものか。                         (厚労大臣)
④ファミリーホームの位置づけはどのようになっているのか。               (厚労大臣)
家庭的な環境である養育者の住居で子供を育てるとともに、複数の子供が共に育つことによって、子供同士の相互作用も生かしながら養育をすることができるという点で、ファミリーホームには独特のメリットがあります。ファミリーホームは里親の延長としてできたものですが、一部の自治体では施設の一部として扱われているといわれております。
そのため、申請の際に膨大な書類の提出を求められるなど事務作業が煩雑で、養育者には大きな負担となっているとのことであります。
こうした状況は早急に改善すべきと考えますが、ファミリーホームの位置づけについてどのようになっているのでしょうか、確認したいと思います。


小宮山大臣


⑤家庭での虐待の再発防止策はどのようになっているのか。               (厚労大臣)
⑥社会的養護の充実に向けた大臣の決意を伺いたい。                  (厚労大臣)