坊っちゃん劇場は、地域文化の発信」をコンセプトに、愛媛・四国・瀬戸内の歴史文化伝統をテーマとした演目を公演している。
「幕末ガール」は第7弾。
医師フォン・シーボルトを父に、花魁(おいらん)のタキを母に持ち、長崎で生まれた楠本イネ。
父と同じ医学の道を志し、父の弟子で伊予卯之町の医者・二宮敬作門下となる。出産で命を落とす女性や赤子の苦しみを目の当たりにし、産科女医を目指す。
幕末から維新の激動の時代を駆け抜けた日本最初の女性産科医イネの生涯をパワフルに描いている。
出演者のすさまじいパワーに圧倒される。イネの生き様と時代の荒波を乗り越え、進む生き方に感動、「運命・人生の荒波を超えていけ!」とのキャッチが実感として納得。
二宮敬作は故郷八幡浜市生まれ、村田蔵六は宇和島市、イネは西予市(卯之町)など南予地域が舞台で南予地域で大変身近に感じる。
その後シンポジウム。
「瀬戸内海文化を未来に担う子供たちへ」がテーマ。
パネリストは、近藤文化庁長官、城内広島県副知事、中村愛媛県知事。進行役は加戸前愛媛県知事。
地域での文化・芸術の役割、瀬戸内海の魅力と連携、子ども達への文化継承など等、大変示唆に富む内容のシンポジウム。
その後、懇親会に出席。
主催者である越智社長の挨拶。来賓として香川県観光協会の梅原会長の挨拶の後、鏡開き。
本日は、ミュージカルの観劇を通じ、地方、若者、女性、文化芸術、瀬戸内海などキーワードが大変興味ある内容で、今後さらに研鑽に努めたい。