硫黄島は歴史深き島。
かつて俊寛が流刑された鬼界ヶ島は硫黄島とされ、俊寛ゆかりの史跡を多数みられる。
俊寛堂もその1つ。1177年、僧俊寛は平家討伐を企てたの罪で硫黄島に流刑となり、居を構えて生涯を閉じたとされる場所。
俊寛伝説の島づくりで三島村歌舞伎「俊寛」が上演し日本中の話題となった。
平家城跡。
源氏に敗れた平氏が硫黄島に逃れ、島の北側に平家城をつくり、おってくるかもしれない源氏を監視していたといわれている。
前方には海が広がり、後方には勇壮な硫黄岳が聳えており、島内有数の観光名所。
平成23年中村勘三郎丈一門による三島村歌舞伎「俊寛」が硫黄島で再演され、この地に「第18代中村勘三郎」の像もある。
また壇ノ浦の海中に果てたとされる安徳天皇が落ち延びた地ともいわれ、史実を示す史跡、史料も多数存在している。安徳天皇墓所が有名。
歴史を堪能できる島・硫黄島。魅力満載。