大里診療所


遠山本部長・持富県議と


公明党離島振興対策本部(遠山清彦本部長)として鹿児島県三島村の硫黄島・黒島を視察。日高三島村長が案内いただく。


看護師徳永さん


黒島での大里診療所で、遠隔医療と高齢者の遠隔見守りサービスを見学。島常駐の看護師の徳永さんから説明をいただく。
特に高齢者遠隔見守りサービスは、シンプル機能で簡単な操作でやりとりが出来る内容。(平成23年度特定離島ふるさとおこし推進事業補助金を活用しスタート)
三島村の人口は370人。高齢化率 35.8%。要支援10名、要介護6名(施設は島外で5人が入所)

現在三島村で70歳以上の高齢者を3島4地区20世帯選出し遠隔見守り端末を設置・黒島でも7世帯で実施している。

毎日、体調を通知。(よい、ふつう、わるい)と簡単。
遠隔地(鹿児島市)にいる保健師や各地区の看護師がこの通知を生活反応としてとらえ、高齢者の体調を把握すると共に、通知がない場合には、各地区の看護師やヘルパーが駆けつけるなどの対応を行う。
実際、やりとりを島の高齢者と行う。見守り端末を用いて、TV電話による対話も可能。音声のみで接続し、同意を得たうえで画像表示をする等プライバシーにも配慮している。
体調が悪いボタンを押した時や高齢者が長時間ボタンを押さない時には看護師、保健師、ヘルパーにメールで通知される。


遠隔見守りサービス


TV電話で高齢者と会話


徳永さんから遠隔医療システム・島民の医療・介護の状況等要望も伺う。光ケーブルが繋がり画像が鮮明になり、診断が改善されている事からも情報インフラ整備は大事だと感じた。
また1人で全ての対応をされており、研修等の受講ができない点(トカラ列島の看護師の方からも要望があった)等、離島での医療・介護従事者の支援も急務といえる。

安心・安全の医療・介護の実現のためには、三島村の遠隔見守りサービスは小規模な離島・過疎地域も含めて大変参考になる。今後党内でも研究を続け施策に反映してまいりたい。

高齢者と看護師、保育師のコミュニケーションを支援出来、今後の施策反映に取組みます。