まんのう町竹林氏と意見交換


午前中、香川県まんのう町から竹林氏らが事務所に来訪。竹林氏はまんのう町福祉保健課長等、地方自治で福祉の現場の第一線で活躍されている。

まんのう町の高齢者介護や見守り体制など伺い、意見交換。

まんのう町は、人口2万人弱の農山村地域。過疎。振興山村・辺地地域の住民が約35%、高齢者人口30.2%を占める。

「命見守り ほっと安心」のモデル集落事業を推進して5年目に入る。

現在モデル集落数60集落、1263世帯にて見守り体制を行っている。
・「命見守り協定」による「見守り」と「声かけ」の集落活動
・見守られる人 609人 見守る人 延べ1330人(実人員613人)

1.見守り・声かけ活動を福祉委員活動の中心で推進
①ほっと安心カードを全世帯配布
・家族や集落内で緊急時の対応など話し合う
・一人暮らし高齢者など自分で記入すること困難な人は民生委員、福祉委員が援助
②福祉委員大会
③広報紙に「福祉委員の窓」のコーナー

2.見守り 声かけ ほっと安心事業
①町との委託契約
②助成事業として集落へ助成金を交付
③事業内容と助成集落
・見守り・声掛かけ活動事業(必須) 60集落
・地域福祉マップの作成事業     20集落
・通学路の点検や小中学生の登下校の見守り声かけ事業 12集落
・集落内での炊き出し実施事業   12集落など
で12の事業内容。

今後も見守り声かけ活動をコミュニティ活動の基礎活動として、相互扶助の精神や「助けられ上手」の意識づくりを進め、地域で問題を発見し、解決していくコミュニティを再構築していく。

大変、示唆に富む活動で今後の参考にしたい。