GID(性同一性障害)学会理事長で岡山大学大学院保健学研究科教授 中塚幹也先生からGIDについて、医学・医療・教育・就労など様々な観点からお話しを伺う。
中塚教授は、岡山大学病院を受診した患者のうち、身体性と心の性も違和感から7割近くの人が自殺を考えたことがあるとの調査を紹介。
特に体の変化や恋愛感情が芽生える中学生にその傾向が強いとして「学校現場の役割は大きい。教員の観察が重要になる」と指摘。
また戸籍上の性別変更を可能とする特例法に規定された5条件のうち、「未成年の子がいないこと」とする要件は削除が望ましいとの見解を示した。
今後、課題や要望も含め、議論を深めてまいりたい。