八丈島は東南アジア的な部分がある。
大里地区にある玉石垣の続く「馬路散策路」。エキゾチックな趣きが漂う道もその一つ。実際現地に立ち、南国の国にきたような錯覚にとらわてた。
「ふるさと村」にある高倉の貯蔵庫、内部に壁のない母屋、庭に生えているマングローブを思わせる熱帯の木は日本の原風景とはまた違う趣きがありアジアっぽい。
「八丈島の文化は漂流・漂着。流人の文化」といわれているが、黒潮の流れの影響で中国などから漂流者や漂着物が流れ着いてきた。
豊臣秀吉の5大老の1人、宇喜多秀家も関ヶ原で敗れ、八丈島に流された。宇喜多一族を島の人々は温かく保護し続けた。旅する人を包み込む温かな、懐の深い歴史がある。
八丈太鼓は両面うちで鳴らす太鼓。