能楽協会 野村萬理事長・清水美穂子参事から「能楽堂における固定資産税等の減免の継続と拡充について」の要望を伺う。
野村萬理事長は日本の狂言方和泉流能楽師で人間国宝(重要無形文化財)。
公明党から池坊文部科学部会長・松あきら副代表斉藤幹事長代行らが出席。私は部会長代理として進行役を担う。
能楽は数百年の歴史があり、重要無形文化財に指定され、日本を代表する伝統芸能である。
その中で、専門的な形式の舞台である能楽堂は不可欠。
しかし能楽堂は能楽師個人または能楽師の集団で所有しており、維持・運営のために、大変厳しい財政状況におかれている。
使用目的のほとんどが能楽公演や能楽師の稽古での使用で多目的な使用はできず、収入も限られる中、各種税や維持運営の光熱費などで個人自ら負担している。
(要望事項)
①土地や家屋の固定資産税等の減免措置の従来措置の継続または恒久措置へ拡充
②非課税措置への改定
③適用範囲を一般社団・財団法人・特例民法法人・諸条件を満たす任意団体への拡充(現在認定は9団体のみ)
日本の文化芸術振興への大きな貢献をされている能楽普及のためにも能楽堂への要望実現に取り組んでまいりたい。
本日は日本レコード協会(高杉常務理事)・日本音楽事業者協会(尾木会長)、全私学連合(小出事務局長)、全国専修学校各種学校総連合会(菊田事務局長)など5団体からヒアリングを進め要望を伺った。