早朝松山市を出発。高知県高知市へ。
浜田南国市議らと共に障害福祉サービス事業所「涅槃の家」を訪問。土居瑞理事長・長見施設長補佐らと懇談。課題・要望を伺う。
土居理事長は84才。本年長年の障害者福祉への貢献に対し藍綬褒章を受賞された。戦後教師として、養護学校に勤務。
卒業した子ども達の行き場を作る為、85年早期退職をし、私財をなげうち、高知市に無認可の知的障害者作業所「涅槃の家」を開設。「涅槃には、みんな平等に楽しく生きるという思い」を込めたそうだ。ラッキョウ栽培を中心に書道など情操教育に力を注いだ。
利用者の増加を受け法人化。93年に現在の春野町へ移転し、現在32名が通い、知的障がい者の通所支援事業の就労継続支援B型(25名)・生活介護(10名)やグループホームなど運営されている。
「親を亡くした子が最後まで温かい仲間と暮らせる施設をつくる」
「私に余生はない。生涯現役」との言葉に心打たれる。
親亡き後の住居支援、就労支援など様々な課題を涙を浮かべながらのお話しに同じ障がいを持つ親として胸が熱くなる。