その前に梼原町森林組合の中越組合長と懇談。林業全体の抱える課題、要望と現状の取組みを伺う。
日本の林業は原木価格の長期低迷で、施業の手遅れ、路網整備と機械化の遅れなど採算割れの不振状態。
こうした打開のため、梼原町では、生産者の顔が見える「FSC森林承認の推進」を図り、町内で製材・加工する工場。さらには「梼原町 木質バイオマス地域循環利用モデル事業」を推進している。
その事業は、梼原町の林業活性化を図りながら、森林整備及び保全・CO2の削減を図り、森林整備の際の出る間伐材・製材所の端材の活用で森林循環利用を目指している。
2008年稼働。地域で生じる製材端材や間伐時に生じる端材を原料に固定燃料である木質ペレットを製造する施設。
地域での懸命な対応に対して、国として国産材の活用や森全体の対策、人材支援、木質バイオマス推進施策など進めてまいりたい。