公明党社会インフラ老朽化事故原因等究明PT(高木陽介座長)の初会合が開催された。
国土交通省から「社会資本の老朽化の現状と課題」や「建設産業の現状と課題」等について、説明を受け、意見交換を進めた。
国交省は、太田国交大臣を議長として、1月末に「社会資本の老朽化対策会議」を発足。その検討状況の説明がある。
【社会資本の老朽化の現状と課題】
①維持管理更新に係る現場水準の向上
(点検・診断・対策実施)
・施設や管理者ごとにばらつきのある点検手法の改善・基準・マニュアル等の見直し
(維持管理情報整備や新技術導入)
・新技術の開発・導入などの課題の改善
②予算・制度などの充実と長寿命化計画の策定推進
・財政力不足(67%)職員不足(46%)、専門的知見不足(41%)(長寿命化修繕計画策定していないアンケート結果)
・長寿命化計画や策定状況は施設、管理者にばらつきが大きい。特に地方公共団体において進捗におくれ。
③(結論・まとめ)
今後の社会資本の維持管理・更新は、長寿命化計画などを核とした戦略的な維持管理・更新の発展・継続が大事。