「軽度外傷性脳損傷友の会(MTBI)第5回総会」が都内で開催された。
友の会 斉藤事務局長の司会でスタート。九州・奈良等全国からも参加。
佐曽利代委員の挨拶の後、来賓として挨拶をさせていただく。これまでの取組みと決意をお話しする。(下記骨子)
2010年4月に国会ではじめて質問。政府省内連絡会議や研究班がスタートしたがまだ課題は山積している。
労災認定基準改正や診断基準・ガイドライン策定等を求めて、公明党として2012年6月党軽度外傷性脳損傷対策PTを党内で立上げ、地方議員とのネッワークで国民の啓発も進めてきた。
公明党地方議員との連携で、意見書の採択が14自治体に広がる。(大田区・北区・港区・品川区・足立区・練馬区・中野区・豊島区・新宿区・町田市・葛飾区・墨田区・江東区・東京都議会など)
総会には7区9人の公明党議員も参加し、広報やパンフ作成など大きく前進している様子も報告される。
今後新たな研究班を立上げし、課題解決に邁進したい。
お元気な石橋先生のお話しも伺い、総会は閉幕となる。
【軽度外傷性脳損傷】
軽度外傷性脳損傷の病変がCT(コンピューター断層撮影装置)やMRI(磁気共鳴画像装置)といった画像診断で発見されにくいことから、事故が原因で後遺症が発症しているのにもかかわらず、画像で脳損傷が映っていないことを理由に、労災の認定や自賠責保険の障害認定においても十分な補償が受けれない患者は大変多い。
2004年に世界保健機構(WHO)からMTBIの定義が出て、試算では2020年にはMTBIは世界で3番目に多い疾患になると予測している。日本でも数十万人ともいわれているが、正しく診断されずにきている。