29日、公明党安木県議・呉市田中良子市議と市内にある稲垣ファミリーホームを訪問。
稲垣宅には、2008年以来何度も訪問し、お話しを伺い国会質問等に反映してきた。
稲垣りつ子さんと社会的養護の現状と課題について懇談。NPO法人児童青年自立援助センター広島 椎葉聖智センター長も同席。
【社会的養護の課題・要望】
①児童養護施設や自立援助ホーム退所後の課題が山積。自立支援策の拡充を。
・児童養護施設は原則18歳になると就職や家庭復帰等をして施設の退所する。自立援助ホームも20歳未満までと同様の問題があり、退所後自立が出来ず、ホームレスや生活困窮者が多くなっている。その自立支援策が急務。
②ファミリーホームや自立援助ホームの支援拡充を!
・広島県にはファミリーホーム、自立援助ホームはまだ1か所のみ。さらなる拡充が必要。
家庭的養護を進めるためにも里親やファミリーホームを拡充必要があるが、地域格差がある現状。
・自立支援ホームも同様。
自立援助ホーム(児童自立生活援助事業)は、義務教育を終了した20歳未満の児童であって、児童養護施設等を退所したものや都道府県知事が必要と認めたものに対し、共同生活を営む住居(自立援助ホーム)において、相談その他の日常生活上の援助、生活指導、就業の支援等を行う事業。
現在全国に82か所。504人が利用している。
・16歳から20歳の必要とされる人々が椎葉さんのまわりにも100人近い方がいるとの事。支援が求められる。
社会的養護の支援拡充へ。さらに検討して前へ進めてまいりたい。