離島振興対策本部(遠山清彦本部長)メンバーとして龍郷町にある大島紬村を視察。
大島紬村では、亜熱帯植物などの自然に囲まれた庭園で、白い絹糸から大島紬ができあがるまでの全ての工程が見学できる。越間社長から庭園・施設を案内いただく。
奄美大島紬(おおしまつむぎ)は、奄美大島の特産品で手で紡いだ絹糸を泥染めしたものを手織りした平織りの絹布や縫製した和服で島の主要産業である。
1300年の太古より奄美の人々の歴史と誇り、そして民族文化を象徴する高級絹織物。
製造工程は締機、車輪梅染め、泥染め、捺染、手織りなど全ての製造工程は400~500程にもわかれ、手作りのわざ(技術)に感動すら覚える。
奄美独特の泥田での泥染めも体験でき、身近に大島紬が感じられる。
今後の技術継承や人づくりなど課題も多い。奄美の人々の歴史と誇りが結晶された大島紬。貴重な体験の視察となった。