状況を伺う


ワクチン予防議員連盟


午前中、ワクチン予防議員連盟の総会が開催された。

鴨下一郎会長(自民党)、古屋範子会長代理兼幹事長(公明党)など自民・公明を中心とした新体制で議員連盟が再スタート。

議員連盟の趣旨は「ワクチンを利用して疾病の予防、罹患率の減少をめざし、国民の健康を増進し、途上国の子どもの命を救い、人々の健康を守る議員の会」


北島さん


総会では
・「中国における鳥インフルエンザ感染の状況・対応」
・「予防接種制度の見直し等について」厚労省からヒアリング。
・「GAVIアライアンスについて」GAVIアライアンス資金調達担当上級マネージャー 北島千佳氏から説明を伺い、意見交換。


途上国の予防接種で子どもの命を救え!


GAVIの活動


GAVI(予防接種とワクチンのための世界同盟)は2000年設立から2012年までに3億7000万人の子ども達への予防接種を支援してきた。途上国において550万人以上の死を未然に防いでいる。

今後、2011年から15年までに2億5千万人に予防接種をして、400万人の命を救う目標を掲げている。

・世界中で毎年2200万以上の幼児が予防接種を受けていない。

・5歳未満で命を落とす子どもの5人に1人はワクチンで防げる病気が原因でなくなっている。そのうち30%は肺炎と下痢が原因。GAVIは肺炎球菌ワクチン、ロタウイルスワクチンの導入を各国で進めている。

日本政府は約900万ドルの直接支援をしているが、今後さらに国際保健に貢献する事を要望される。

予防接種の国際支援と共に、国内のワクチン製造促進などの対策を今後、議連としても進めてまいりたい。