航空機(ボーイング)向け部材の炭素繊維など先端技術の総合化学工場として注目を集める東レ(株)愛媛工場を視察しました。(25日)
愛媛工場は松山市から車で40分のところに位置し、瀬戸内海と石鎚連峰に面した緑と太陽に恵まれた環境にあります。(愛媛県松前町)
米村工場長、山崎トレカ技術部長らから工場の概要など説明をお聞きし、工場内を見学しました。
炭素繊維(トレカ)複合材料は鉄の4分の1の軽さで強度は10倍。
用途は、自転車・釣竿・ゴルフなどのスポーツ用途、風力発電ブレードなどエネルギー関連、自動車、高速列車車体、パソコンなどの産業・自動車関連、ボーイングや人工衛星などの航空宇宙用途と幅広い用途に広がっています。
現在東レは、炭素繊維の世界の約40%のシェアを占めています。今後世界の需要は航空宇宙・産業やスポーツなど16%の成長率で大幅に伸びるとの予測もあり、今後の成長分野です。(2013年度の世界需要3.9万トンから2020年は14万トンに伸びる予測)
愛媛工場の敷地に工場増強の施設整備が図られており、長年の研究が実っていると実感しました。