拉致議連総会が参議院議員会館で開催されました。
拉致議連 平沼会長・古屋拉致問題担当大臣、岸外務副大臣、家族会 飯塚繁雄代表、救う会 西岡会長らから挨拶の後、COI報告書、最近の北朝鮮情勢について各省庁からヒアリング。意見交換を進めました。(26日)
北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)最終報告書の概要が2月17日公表されました。報告書は約400ページ以上にわたり、北朝鮮における深刻な人権侵害を拉致問題を含む複数の分野にわたり、包括的に詳述。人権侵害を「人道に対する罪」に該当すると断定し、北朝鮮に具体的な取組を勧告すると共に国際社会や国連にも更なる行動を求めております。大規模な政治的・制度的な改革の実行まで勧告することは極めてまれです。
特筆すべき点として1960年代から80年代の間に、日本を含む各国の国民が拉致した事実を記載。拉致及び拉致被害者の置かれた状況は、現在も進行している人道に対する罪と断定し、北朝鮮に対し、拉致被害者に関する情報提供と被害者本人及びその子を帰国させるよう勧告。なお詳細版では、各個別事案の概要を含め約9ページにわたって詳述。日本は100名が拉致された可能性がある等記述されています。
拉致議連では「今後3月上旬にジュネーブで開かれる国連人権理事会・公聴会に向け、さらに国際社会と協同していけるよう期待をよせつつ、今なお北朝鮮に拉致されている被害者全員の一刻も早い救出にむけ、拉致議連は総力を結集していく。」との拉致議連声明を全員で決議いたしました。