目黒区いいじま和代区議と共に、区内にある認知症カフェ「Dカフェ・ラミヨ」を視察。「Dカフェ・ラミヨ」の名前の由来は、Dはディメンシア(認知症)のD。ドネーション(他者への貢献)のD。そして「だれでもOK」のDです。
「認知症の人もご家族も、医師も看護師もヘルパーも、様々な方々とみんなで日曜の午後に、コーヒーを飲みながらお話しましょう。」と本日も地域の住民の方々が三々五々集まり、テーブルを囲まれて懇談されていました。
目黒認知症家族会「たけのこ」の世話人である竹内弘道さんが、自宅を改装し、2階に談話スペースを設置。2012年7月オープン。
竹内さんも介護の経験者で3年前にアルツハイマー型認知症と診断された母をみとられました。「地域で暮らす認知症に人や家族にそっと手をさし伸べる場所になれば」と推進されています。
本日竹内さんからNPO法人「Dカフェまちづくりネットワーク」の認証を受けた報告もありました。現在、認知症Dカフェ以外にわらべうたで子育て「らっこサロン」ばあばの子育て応援隊「ほっこり」コミュニティカフェ「いよさん家」などがラミヨを活用されており、市民交流スペースとして発展されています。いいじま議員と共に訪問した発達障がい者の支援に取り組んでいる菊池さん・坪井さん達と竹内さん等地域住民の方々と約3時間有意義な懇談をさせていただきました。
厚労省の調査では65歳以上の認知症患者は462万人。認知症予備軍もともいうべき軽症患者を含めると862万人にも達します。認知症支援だけでなく、子育て、障がい者支援とこうした地域の拠点が共生社会の大きなカギを握ると思います。先駆的なモデルをさらに全国的に展開できるよう支援を続けてまいります。