「国連ESDの10年推進PT会議」が参議院議員会館で開催されました(5日)。PT新体制(谷合座長・石川事務局長)の初めての会合となりました。持続可能な開発のための教育(ESD)に関するユネスコ会議について文部科学省から説明を受け、意見交換。ESDに関するユネスコ世界会議は本年11月に愛知県名古屋市と岡山市にて開催されます。(下記概要)
ESDは将来にわたって持続可能な社会を構築する担い手を育む教育です。現代社会の様々な課題(国際理解・環境・多文化共生・人権・平和・開発・防災など)を自らの問題として捉え、身近なところから取り組むことで、課題の解決につながる新たな価値観や行動を生み出し、それによって持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。SGI提言でも一貫して取り上げられている重要なテーマです。
ESDに関するユネスコ世界会議
背景
2002年に開催された持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルグ・サミット)において当時小泉首相から「国連持続可能な開発のための教育の10年(DESD)」について提案し、同年の第57回国連総会において、2005年から始まる10年を「国連DESD」とすることで決議されました。国連DESDの最終年である本年に日本政府とユネスコの共催でESDに関するユネスコ世界会議が日本で開催されます。
目的
世界各国における国連DESDの活動を振り返ると共に、2015年以降のESD推進方策について議論し、ESDの更なる発展を目指す。
開催概要
- 愛知県・名古屋市
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- 閣僚級会合及び全体のとりまとめ会合
- 日程:2014年11月10日~12日 会場:名古屋国際会議場 ユネスコ加盟195か国から閣僚を含む約1000名規模の会合
- 岡山市
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- ユネスコスクール世界大会
- 日程:2014年11月6日~8日 会場:ホテルグランヴィア岡山、岡山大学 国内外の高校生・教員約1000名が参加
*ユネスコスクールをESDの拠推拠点と位置付け、世界180以上の国・地域で9600校以上のユネスコスクールがあります。日本は615校。
- ユース・コンファレンス
- 日程:2014年11月7日 会場:岡山国際交流センター 世界18~35歳のESD実践者約100名が参加
- 持続可能な開発のための教育に関する拠点の会議
- 日程:2014年11月4日~7日 会場:岡山コンベンションセンター 世界各国のESD実践者300人が参加
ESDグローバルアクションプログラム・ジャパンレポート
- 「国連ESDの10年」の後継プログラムとして位置付け、2015年以降のESDの取り組みを推進する。2014年秋の国連総会で採択の予定
- 日本の取り組みとしてESD10年の取組・成果及び国内優良事例をジャパンレポートとして6月ごろまでにまとめ国内外に発信の予定
意見交換ではユネスコ世界大会の安倍総理や主要大臣の参加要請や広報・啓発に力を入れる等成功に向けての様々な角度から意見が述べられました。