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視察船「むくじ丸」/船内で訓練概要を伺う

視察船(むくじ丸)に乗船し、訓練海域(備讃瀬戸東航路 北方海域)にて油回収訓練を視察しました。(19日)


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瀬戸内海と瀬戸大橋

自然豊かな瀬戸内海。瀬戸大橋を背景に備讃瀬戸航路を航行する大型船舶は年間9千隻。物流の大動脈の船舶事故等により、航路閉塞が生じた場合日本経済への影響は甚大です。
こうした訓練は、いざという時の危機管理を体感する上で大変大事です。

【訓練の想定】
坂出港番の州地区へ入港するために備讃瀬戸東航路の航海中のタンカーに貨物船が衝突し、大量の重油が航路北方海域へ流出したとの想定。

【訓練の内容】

  1. 油回収器操作の訓練、放水による拡散訓練、連携作業の訓練等
  2. 災害対策体制の確立、情報の収集伝達訓練
  3. 清龍丸(中部地方整備局)、美讃(四国地方整備局)、海保巡視船(くまの)、地元作業船豊翔丸が参加

清龍丸は、国土交通省が2005年に建造した国内最大級の「しゅんせつ兼油回収船」です。両舷に装備した2種類の油回収器(低粘土用・高粘土用)を海面まで降ろし、浮遊油の中を時速2~5kmで航走しながら浮遊油を回収します。約1時間で1000klの油水(ドラム缶約5千本分)を吸い込む能力があります。通常は名古屋港で航路の浚渫(しゅんせつ)を行っています。
大規模油流出時には現場海域に出動し、油回収作業を行います。


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美讃1/美讃2

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巡視船「くまの」/巡視船「くまの」2

美讃(びさん)は、海面を漂流するゴミや油を回収する海面清掃兼油回収船です。
巡視船「くまの」は日本の海の安全を守る巡視船。昭和54年に高松海上保安部に配備され、海難事故における人命救助、油防除作業に従事しています。
毎分3千リットルの能力をもつ放水銃で油を拡散します。