軽度外傷性友の会(MTBI)第6回総会が都内で開催されました。関西や茨城・群馬など患者や友の会の皆様が全国から参加されていました。
交通事故やスポーツ外傷などで頭部に強い衝撃を受け、脳の神経線維(軸索)が傷つき発症する「軽度外傷性脳損傷(MTBI)。
世界保健機関(WHO)が「静かな流行病」として警鐘を鳴らしています。MRIやCTなど画像診断に映りにくいため、国内の患者
は適切な診療と補償を受けることができずに苦しんでおられます。
2010年国会で初めて取り上げ、友の会の方々と共に歩んでまいりましたが、本年も総会に参加いたしました。友の会・斉藤事務局長の司会でスタート。
来賓として挨拶。今までの取組みと決意を話させていただきました。
「2010年4月に初めて国会での質問の結果、厚労省内に研究班がスタート。また公明党としても2012年6月軽度外傷性脳損傷対策PTを立ち上げ、事務局長として、全国の地方議員との連携で意見書の採択(32地方議会で採択)など進めてきました。2013年5月画像所見のない症例を分析した報告書でMTBIの定義に該当する可能性のあるものが15件報告されました。その報告書を受けて6月労災の障害給付請求事案(画像所見の認められないもの)について、これまでの労働基準監督による一律の決定でなく、厚労省で判断する方針に変更。少しずつ前進をしていますが、制度の狭間で課題は山積しています。労災や自賠責の保証を受けるための認定基準の見直しや福祉・就労サービスの充実が進むようにこれからも友の会の方々と共に頑張ってまいります。」など等。
その後、佐曽利代表委員や石橋先生の挨拶。また多数参加の公明党の遠藤都議・各区議・市議の方々も報告がありました。
どこまでも1人の人を大切にする公明党の全国のネットワークを生かし、救済を進めてまいります。