鹿児島県三島村 大山辰夫村長と宮田雄次定住促進課長が事務所に来訪。枕崎航路の国庫補助航路化(鹿児島~三島~枕崎を1本の航路として国庫補助航路化)に向けてのこれまでの現状と今後の要望を伺いました。
三島村は3島からなる群島村で、人口約370人。高齢化率は35.8%に上ります。交通手段は、鹿児島港を週3回出航する村営定期船「フェリーみしま」(1196トン)のみ。
毎日の便がない地域は小笠原と十島村と三島村の3か所しかありません。2012年に党離島対策本部のメンバーで三島村を訪問。島々を視察し、様々な課題を伺いました。
本年1月23日大山村長が実証運航をしている枕崎航路(現在鹿児島県の単独事業)の国庫補助航路化実現への要望をお聞きし、25日の離島振興対策本部にて、切実な声を国土交通省に伝えた経緯があります。
その後すぐ、国交省と三島村・鹿児島県の連携が進み、現在平成27年10月から国庫補助航路化に向けて、順調に進んでいる状況を伺いました。
まだ課題はありますが、下記のように切実な状況改善へ、引き続き支援していきたい旨お話しいたしました。
【枕崎航路とは】
- 現在の三島航路は、鹿児島港と三島村(竹島・硫黄島・黒島)を約2日に1回(週3往復・月13往復)結ぶ定期航路
- 村民の利便性向上のため、三島村と本土との1日1便体制の実現に向けて、現在の三島航路(鹿児島~竹島~硫黄島~黒島)から枕崎港まで延伸する実証航路(枕崎航路の運行)を実施しています。
【実証運航による成果】
- 通常の三島航路では5時間15分~6時間かかっていた黒島の住民は枕崎まで2時間で行けるようになり、急用・急病に対応できるようになりました。
- 日帰りツワーや黒島アイランドトレイルといった新たな旅行商品が開発されました。
【課題と対応策】
- 財源をどうするのか? (対応策)航路の補助航路化
- 鹿児島市内のアクセスは?(対応策)新バス路線の整備、航送料の補助など
(大山村長からの要望をうかがったブログ)
https://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/2014/01/140123_2.html
(離島振興対策本部にて三島村の航路の要望を国土交通省に要望したブログ)
https://www.yamamoto-hiroshi.net/archives/2014/01/140125_1_1.html