公明党地域包括ケアシステム推進本部(桝屋本部長)の移動推進本部として鹿児島県を視察。国会議員は桝屋本部長・輿水事務局長・古屋厚労部会長等8名のメンバーと鹿児島県本部(持富代表)の県議・市議が参加しました。
日置市内の医療法人 誠心会グループ 高齢者多機能福祉施設「ふきあげタウン」(サービス付き高齢者向け住宅 希の里)を訪問。前原くるみ理事長(医学博士・内科医)から概要の説明を受け、施設内を見学・意見交換を進めました。
誠心会グループは医療福祉連携ネットワークで41事業。1000名の従業員は全員資格を取り、日本一やさしい医療福祉を目指して「誠心誠意」取り組んでおられます
ふきあげタウンの1階は「グループホーム百美」・「小規模多機能百祐」2、3階にはサービス付き高齢者向け住宅 希(のぞみ)の里」。建物内には「訪問介護ステーションふる里」と「訪問看護サテライトステーションゆの里」「NPOヘルパーこころの里」が配置されています。
また「前原やすしクリニック・ディケア・ディサービス」「社会福祉法人 佑心会による外部利用型「養護老人ホーム美里」等が隣接し、「ゆのもと記念病院」と24時間医療連携体制をとることにより、高齢者やご家族が安心して利用されています。
「サービス付き高齢者住宅 希の里」は公明党(秋野公造参議院議員)の推進で高齢者専用賃貸住宅などを一本化し、2011年10月にスタートした新たな賃貸住宅です。3階建て施設の2、3階部分にあり、全室個室の50戸。バリアフリーなど設備面の配慮に加え、専門職員による安否確認と医療・介護・生活支援のサービスを提供しています。
中でも、独自に家賃減免制度を設けて、所得に適した家賃額(0円?4万8000円)を設定、低所得者の入居を可能にしたのが特徴です。家賃減免制度付き高齢者住宅は、日本初で、前原理事長の低所得者(年金暮らし)の方でも安心して暮らせる福祉をとの熱い思いが実現されたものです。同法人は、家賃減免制度の活用は法人の持ち出しで行政からの補助は一切受けていません。
利用者の方々の笑顔が全てを物語っていました。
サービス付き高齢者住宅は2014年1月末現在13万8254戸まで拡大していますが、サービスの質の面で懸念も出ています。
国や自治体は、同住宅に対する家賃補助などの支援を講じていますが、まだ実施自治体が少ないのが現状です。今後国民年金だけで暮らす方々(低所得)への対策として、サービス面も十分対応できる支援策を本日の視察を参考にして研究してまいります。