愛媛県砥部町から香川県坂出市坂出港に移動。本日は瀬戸内海における大規模流出油事故に的確かつ迅速に対応するために、国土交通省の四国地方整備局において、坂出沖での「大規模流出油回収合同訓練」に参加しました。
坂出港西ふ頭地区西岸壁にて開催された出動式で来賓として挨拶。また防災ヘリ「愛らんど号」の清流丸への離発着訓練の参観。また交通船に乗船し、訓練海域にて油回収訓練を見学等大変貴重な訓練を参観でき今後の災害対策等に活かしてまいります。
【訓練の目的】
大規模流出事故の発生時に、迅速かつ的確な油回収活動等により被害の軽減が図れるよう、関係者相互の連携体制の充実・強化を図る事。
【訓練の背景】
- 瀬戸内海、特に備讃瀬戸航路は、国際コンテナ戦略港湾(阪神港)や国際バルク戦略港湾(水島港、福山港)等を利用する船舶が多数航行する海上交通の要衝でありひとたび油流出事故が発生すれば大きな被害につながることが懸念されています。タンカーなど危険物積載船が年間3千隻以上航行しており、常に油流出の危険性がある。
- 坂出市の番の州地区は、石油コンビナート等特別防災区域に指定っされており、油槽所が立地しています。大規模地震の際には、埋立地が液状化する可能性もあり、周辺海域への油の漏洩流出の可能性も考えられます。
【訓練概要】
- 災害対策体制の確立(サンポート合同庁舎にて9時30分~)、情報の収集伝達訓練
- 四国地方整備局の防災ヘリ「愛らんど号」の清龍丸への避難船訓練
- 油回収器操作の訓練、放水による流出油拡散訓練、船団としての航行訓練や連携作業の確認
防災ヘリ「愛らんど号」の清流丸へのヘリ離着船訓練は、連絡要員の防災ヘリから清流丸への移乗を実施。また防災ヘリ「愛らんど」のヘリシステムによる映像視聴、現場情報の伝達等、西岸壁で行われました。
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