小豆島町の地域を柴田初子町議と廻りました。(18日)塩田町長とは小さな社会実験の場であるウマキキャンプを視察。町長の自宅の隣がその場所です。
ウマキキャンプ(Umaki camp)は“小さな社会実験”の場として人と地域をつなぐ「関係」のために機能しています。木造の小屋は瀬戸内国際芸術祭2013での大阪の建築集団の作品で、自由に利用できる台所や住民が撮った映画の上映など4つの機能をもち、地区住民が運営に当たり、自然と人が集まる交流拠点になっています。
専従の小豆島町地域おこし協力隊の向井さんから話しを伺いました。
誰でも使えるキッチンや工房(ピザ窯もありました)。ワークショップや動物・植物を通して食、文化、地域などこれからの成熟した社会に必要なものを模索しています。
”オリーブヘルスケアシステム”(テレビ電話と血圧計、体組成計(体重計)の三つ)が導入されています。このサービスは町が貸し出す歩数計を使って一人一人の運動状態を計り、最低でも2週間に一回歩数計のデータを移しに公民館またはウマキキャンプに来てもらうことで、一緒に血圧計や体組成計で健康状態を計るそうです。
暮らす人と訪れた人が身近な「社会」と向き合い、より良くしようと取り組むための場所「Umaki camp」。塩田町長はキャンプを核に共同体の絆を深め、社会保障費抑制につなげる「遠大な目標に向け小さな社会実験を始動、日本の先駆的モデルにしたい」と構想を熱く語っていました。大変ユニークで今後のモデルになりうる取組みだと実感しました。今後とも見守ってまいります。