仙台市にある仙台レインボーハウスを視察。あしなが育英会 東北事務所長の林田吉司氏から説明を伺い、施設内を見学しました。(25日)
東日本大震災で親を亡くした子どもを支援するあしなが育英会が仙台市青葉区にケア施設「仙台レインボーハウス」を3月1日に竣工。5月から本格的な活動を展開し、東北の遺児支援の拠点となっています。
ハウスは旧東北外語学園を改修し、屋内運動場を増築。遺児が仲間と語り合う「おしゃべりの部屋」や体を思い切り動かしてストレスを発散できる「火山の部屋」などを備え、全国の津波遺児を対象に行う宿泊プログラム、子ども達に寄り添うボランティアの養成施設などとしても利用される事となっています。総事業費は14億円で全額を寄付金で賄ったそうです
育英会のまとめでは、東日本大震災による遺児2000人以上に上ります。現在東北地方では石巻市・岩手県陸前高田市でもレインボーハウスの建設が予定されています。
遺児に寄り添う支援に情熱をもって語る林田所長に感激しました。「ここに来られる遺児の子ども達はいいんです。ここに来れない大勢の子ども達がいるんです」との言葉に政治の役割りを痛感。
心のケアも含め、家庭・学校・行政・社会も含めて子どもを守り育てる事を施策に反映してまいります。