公明党地域包括ケアシステム推進本部(桝屋本部長・輿水事務局長)の第16回会合が開催されました。今回は「地域包括ケアと地域医療」のテーマで、東京大学高齢社会総合研究機構 辻哲夫特任教授の講演・意見交換会。
辻先生から柏市の豊四季台地域における地域包括ケアシステムの具現化例を通じて、地域包括ケアのあるべき姿と課題等伺ました。(下記講演資料からの抜粋)
今後の政策の方向~地域包括ケアの背景】
- 生活習慣病予防
- 歩く、適正なダイエット
- 介護予防
- 歩く、しっかり食べる
- 閉じこもらない
- 虚弱期のケアシステムの確立
- 日本のケアの在り方の変遷
- 地域包括ケアとその目指す姿
地域包括ケアの構造
- サービス付き高齢者向け住宅の導入
- 4時間対応介護看護サービスの導入
- 在宅医療の普及が不可欠(「治す医療」から「治し、支える医療」へ)
柏プロジェクト・柏市の地域包括ケアシステムの具現化
「いつまでも地域で暮らすことができる社会」
- 地域のかかりつけ医が合理的に在宅医療に取り組めるシステムの日本のモデルの実現
- かかりつけ医の負担軽減(主治医・副主治医システムの構築)
- 主治医・副主治医チーム編成(地域医療拠点の整備・在宅医療・看護・介護の連携体制の確立)
- 在宅医療推進のための地域における多職種連携研修会
- サービス付き高齢者向け住宅と在宅医療を含めた24時間在宅ケアシステム組み合わせによる、真の地域包括ケアシステムの日本のモデル実現
- 地域の高齢者が地域内で就労するシステムを構築し、できるかぎり自立生活を維持
急速な後期高齢者の増加は政策のパラダイム転換を求めている
- 医療介護政策の基本方向
- 医療機能の分化と連携+地域包括ケア
- つなぎ目は在宅医療の普及
- 在宅医療拠点のあり方が1つのポイント
- 地域医師会と市区町村の役割が極めて重要
- 今回の医療・介護の改革
- (1)(2)の方向性に沿っている
- 残された課題
- 住民の意識とコミュニティの在り方
伺った内容も含め、党の提言に反映できるよう進めてまいります。