沖縄視察レポート④沖縄科学技術大学院大学（OIST）視察（沖縄県恩納村）

沖縄県恩納村にある沖縄科学技術大学院大学（OIST）を視察しました。岩間ジョージ副理事長から大学の概要の説明を受け、学内を案内いただきました。（19日）

沖縄本島西海岸を臨み、亜熱帯の豊かな森に囲まれたOISTは学際的な教育研究を行う世界最高水準の新しい大学院大学です。
平成23年設立。国際的に卓越した科学技術に関する教育研究を推進するとともに、研究機関・ベンチャー企業等の集積による沖縄におけるグローバルな知的・産業クラスターの形成を促進します。

素晴らしい自然環境と設備も装備された広々とした自由な研究環境に驚きます。

ムレックス・ソーワン准教授はナノ物質の特異性を研究する事で、他分野（クリーンエネルギーや新規がん治療等）の研究を支えています。

佐藤教授の研究グループは、サンゴやアコヤガイの秘密（ゲノム解析）を解き明かすことにより、動物の行動を司る手ががりを発見し、進化の起源に迫ります。

こうした世界トップクラスの教員が約50名在籍し、独立した研究ユニットを主導。大学院には5年一貫制の博士課程が設置。世界中から最優秀な約25名の学生を募集。最先端の実験室整備や最新鋭の研究機器に大規模な投資が行われています。
平成26年度予算では198億円です。

今後企業との共同研究や様々な連携、研究成果の商業化、OISTの知的財産にもとづくベンチャー企業の設立など産業界との協力強化が鍵となります。本日の視察を政策等に反映してまいります。