写真

「シャッター商店街」からジーンズで地域経済(産地)と街の活性化(まちづくり)に取り組んでいる倉敷市児島地区を岡村財務事務所長(岡山県)と視察しました。(8日)公明党の山田・高橋両岡山県議、生水・吉田両倉敷市議、三宅玉野市議らが同行。

倉敷市児島地区は明治時代から「繊維の町」として知られていますが、ジーンズに関しては国内に最初にジーンズ生産を手掛けたことで有名です。しかし産業構造の変化や瀬戸大橋の開通などで、児島地区は産業も衰退し、人口も減少しています。


写真


写真
ジーンズストリート(雨の見学)/ジーンズストリートのモダンな店舗

そんな中、児島を中心に位置する味見商店街、シャッターを閉めたまま使われなくなった商店街。この町を再生し、ジーンズを愛する若者たちが集う町に「児島ジーンズストリート」として2010年からスタートしました。


写真
真鍋社長と児島ジーンズストリート見学

地域再生の中心者である児島ジーンズストリート協同組合代表理事 真鍋 寿男氏(児島商工会議所副会頭・藍布屋(らんぷや)社長)からその取組みをジーンズストリートを案内いただきながらお聞きしました。

地元メーカーや児島商工会議所などによる協議会が味見商店街の空き店舗への誘致活動を行っています。店を出店したいと希望する若者たちが現在も8件も待ち状況だそうです。


写真


写真
桃太郎ジーンズ/真鍋社長と(桃太郎JEANS味見本店)

現在、ジーンズの聖地としてジーンズ製造の体験工房やジーンズカラー(青:藍)に包まれたバス・タクシーが走り、行政も海外販路拡大のサポートを進めており、官民一体の「児島ジーンズ」のブランド化に向けた取組みが行われています。


写真


写真
海外フランスから/民家改装のジーンズ店

視察時もフランスから若者が来ていました。民家を改装した店などお金をかけず、内装に工夫をこらしていました。
また真鍋社長が経営する桃太郎ジーンズの製造工場も見学。藍染めした手織りの機織り機で丹念に織り上げていました。


写真
店舗見学

現在の店舗数は28店舗(内ジーンズ衣料品は21店舗)。今後さらに著名ブランドの店舗誘致やストリート内に飲食店・オープンカフェなども誘致し、集客増を目指します。集客数は当初年間6000人でしたが、現在年間5万人を超える集客が来ており、真鍋社長は今後3~5年で、年間100万人を目標にされています。

「児島が変わる、人が動く、街が動く」とのキャッチや「私たちが主役の街づくり」と地域の街づくりに奔走する活動に地方活性化の大切な鍵を見つけた思いの視察でした。雨の中にも関わらず、準備いただいき大変にありがとうございました。