スウェーデン王国国営企業であるサムハル社社長(Ms. Monika Lingegard)から「サムハル社のおける障がい者雇用・企業運営の構造について」講演があり、意見交換を進めました。(5日)自民党の野田聖子議員の声掛けで超党派の国会議員が出席。
サムハル社は約2万人の障がいを持つ人を国内250か所で雇用し、職業訓練・技能訓練を通じて障がい者の社会参加を支援する世界最大の企業です。(従業員数2.3万人。85%は障がい者)
3代目となるMs. Monika社長とこの分野に通暁された西野プロシード社長から取組概要など貴重なお話しを伺いました。
開始前に懇談もさせていただきました。福祉施策ではなく、産業政策からの視点のアプローチは大変大事です。国や規模は違いますが、国を挙げての様々な取組みは大きなヒントになりました。
スウェーデンの状況
- 人口930万人 ・労働人口(16歳~64歳)520万人 ・失業率39万6千人7.3%
- 障がい者数 約92万人
サムハル社の会社状況
- 設立 1980年 ・売上高 1.2億ドル(1200億円) ・従業員 2.3万人
- 州からの報酬は下記内容をカバー
- 障がい(作業能力の縮小)、地理的広がり(250か所)・スタッフ教育(1100名)
- 適合した作業環境 ・100%完全雇用
- 1100人は他の雇用主の元で仕事
サムハル社の目的・ビジョン
- 全ての個人が労働市場での人的資産として見られスウェ-デンに貢献する事
- 私達の使命は障がいのある人のための意味のある発展途上の雇用を創出すること。
- 他の企業との公平な競争の中で行われる。それを通して私達は社会的排除を防止し、持続可能なスウェーデンに貢献しています。