高知県中土佐町の第一号の津波避難タワーを黒岩正好県議と共に視察。(19日)南海トラフ巨大地震では最大で高さ14メートルの津波が押し寄せ、町中心部の久礼地区はほとんどが水につかるとされています。
中土佐町は、太平洋に開けた海岸部と 四万十川源流の里が一体となった、自然環境豊かな町です。また「土佐の一本釣り」で有名なかつおに代表される漁業や、 温暖な気候を生かしたハウス園芸などが盛んです。人口7,030人(2014年10月現在)
漫画「土佐の一本釣り」の作者 青柳裕介氏の石像が立つ久礼港。その近くに津波避難タワーがあります。
らせん状のスロープを設けた円柱型の津波避難タワーは、週末は町外や県外から多くの観光客が訪れる久礼大正町市場の南東約250メートルほどの海岸沿いにあり、高さ19・99メートルの鉄骨3階建て。避難床面積約404・76平方メートルで、約400人が収容できます。
円柱型の構造は、津波の衝撃への耐久性を高める上で有効との事。避難時の上り下りにはスロープと階段を利用できるようにするほか、高齢者・障害者向けに4人乗りの手動式ゴンドラを設けています。
備蓄倉庫や簡易トイレ用のスペース、非常電源用ソーラーパネルなども取り付けてありました。
津波避難タワーは普段は展望台として観光客などが利用しています。いざとなるとすぐ避難できるタワーが出来、住民の安心感が増したとの声を伺いました。今後県内の津波避難タワーの整備増強へ、進めてまいります。