今回の土砂災害で最も被害があった安佐南区八木地域へ栗原俊二県議・碓氷よしお市議と訪問。(25日)
被災にあわれた方々との住民懇談会で現在の課題や要望を伺いました。(下記内容)
- 今後豪雨の不安、対策がどうなるのか?特に砂防ダム建設の時期。また完成までの対策について。
- 自宅が全損し、現在民間の住宅に住んでいるが、3か月後には出ていかないといけない。住居や今後の支援は?
- 八木8丁目では、他の地域と比べレスキュー支援が遅く、土砂に埋もれ亡くなった方が多くいた。私も土砂に埋もれて怪我をしながら自力で脱出した。的確な被災状況を今後の防災に役立ててほしい
- 避難所では被災情報等の情報が提供されていたが、避難所から自宅や仮の住居に移ると情報が極端に不足。被災者への情報提供を行政・自治会等も含め対応してほしい。
- 砂防ダム(建設中)で助かった地域と治山ダムを乗り越え、ダムの壊れた大きな石が真っ先に落ちてきた地域があるが、治山ダムと砂防ダムはどう違うのか?など等様々な質問・意見・要望が出ました。
懇談会後、壊れた治山ダムや被害の復旧中の現場を案内いただき、意見交換いたしました。今後、市政で出来る事、県・国で対応する事の役割りを明確にし、一刻も早い復旧と共に安心できる災害対策を進めてまいります。
【砂防ダム】
・砂防ダムは、小さな渓流などに設置される土砂災害防止のための 砂防設備のひとつで砂防法に基づき整備され、一般のダムとは異なり土砂 災害の防止に特化したもので、川の土砂を下流に流さないようここで貯めるダムです。国交省が所管。
【治山ダム】
・治山ダムは、森林法の治山事業内容に基づき設置されるダム様式構造物のことで、林野庁が所管。河岸・山腹の浸食を防ぎ、土砂の流出を減らすことで、上流の森林を保全したり、緑地や森林を造成したりする目的で設置されるダムです。
※被災地での2次災害を防ぐ国の緊急事業として国交省は安佐南・安佐北区に24か所の砂防ダムの整備を予定。
同じく治山ダムについては、林野庁は安佐北区年内2箇所の着工と8か所の年内事業化する予定。