ミッシングリンク解消へ、愛媛県や高知県の地元要望の強い四国横断自動車道(宿毛~内海)の平成27年度から計画段階評価に着手し、早期の事業化を図ることを訴えてきましたが、平成27年度計画段階を求めるための調査箇所に「四国横断自動車道(宿毛~内海)が昨日(9日)発表されました。長年の地元の皆様の粘り強い取組みが評価され、大変嬉しい日でもありました。
先日の国土交通委員会において、太田大臣に直接この事をとりあげ、訴えさせていただいたばかりでした。(下記内容)
議員当選以来南予の地域の皆様や高知県の方々とお会いし、要望を受け、国会質問や要望活動など自民党の国会議員の方々とも協力しながら進めてまいりましたが、第1歩がスタートしました。引き続き早期事業化につながるよう取り組んでまいります。
7日の国会質問の内容
○山本博司君 それでは、大臣にお聞きしたいと思います。このミッシングリンクの解消という点でお聞きをしたいと思います。
これは全国に共通することでございますけれども、高速道路は道路がつながって初めてその効果が現れ、途中で切れていたら限定的な効果しかありません。しかし、特に高知県、また徳島県の太平洋面に面した地域では、南海トラフの巨大地震に備えるためにもこのミッシングリンクの解消ということが早期に求められております。
三月二十一日の宇和島道路、この開通式典の際には、愛媛県知事とともに、四国横断自動車道の内海から高知県の宿毛の間の早期事業化に関しまして西村副大臣に要望したところでございますけれども、大臣、このミッシングリンクの解消ということに関して御見解を伺いたいと思います。
○国務大臣(太田昭宏君) 高速道路につきましては、災害に強い国土づくりということ、リダンダンシーということ、そして物流の効率化あるいは観光、こうしたことで非常に整備効果はあるというふうに思います。
四国におきましては、いわゆる8の字ネットワーク、これを整備を進めてきたところでありますけれども、現時点では整備率は七割にとどまっているという状況です。
例えば、今、御地元の、ありました愛媛県でいいますと、四国横断自動車道の内海―宿毛間を含めた四国8の字ネットワークが強化されるということは大事だと考えておりまして、防災面におきましては、切迫する南海トラフの地震への対応、そしてまたリダンダンシーの確保、そして物流面においては、マダイを始めとする農水産物を東京や大阪などの大消費地まで早く運べると、宿毛は相当その物流という点では期待をしていることだと思います。
今後とも、四国の8の字ネットワークの早期実現に向けまして、計画的に整備や調査を進めていきたいと、このように考えています。