八幡浜市施行10周年を記念する東京美術館所蔵「美の饗宴 西洋絵画の300年―バロック、ロココからエコール・ド・パリまで」展が6月27日、愛媛県八幡浜市民ギャラリーにて開催されました。(主催は八幡浜市、八幡浜市教育委員会。共催は八幡浜商工会議所・愛媛新聞社。企画協力:東京富士美術館)
期間は6月27日から8月30日までです。(午前10時~午後8時まで)

同展覧会は東京富士美術館の西洋絵画コレクションから61点を厳選し、西洋美術の歴史を概観しようとする展覧会です。
今回八幡浜市から「屈指の西洋絵画の数々をわが地域でも鑑賞したい」との熱き声を受け、8年ぶりとなる所蔵展が愛媛県八幡浜市と徳島市で実現。

開展式では主催者である大城一郎市長から挨拶の後、来賓として祝辞を述べさせていただきました。

その後テープカットの後、厳選された珠玉の61点を鑑賞。

時代ごとに5つのセクションに分かれ、ヴァン・ダイクなどの17世紀のバロック絵画からロココ絵画の精神を体現したブーシェ、そして風景絵のターナー、印象派の代表モネとルノワール、さらには20世紀初頭のエコール・ド・パリの時代のシャガールに至るまで、伝統と革新の中で発展してきた「西洋絵画史300年の変遷」を一望できます。感動の連続です。

井上学芸員から八幡浜市の取組みや展示までの経緯など伺いました。

「日本にいながらにして欧米の一流の美術館を見るような格調高いコレクション」と評価される絵画展。3万点の作品を所蔵している東京富士美術館から地方にてこれだけの作品を鑑賞できる機会は非常に少ないと言えます。共に鑑賞された地元の皆様からも喜びの声を伺いました。

夏休み期間にも開催されており、感受性の高い子どもや若い方に見てもらいたいと思います。これからも何回も来て鑑賞したいと思います。開催までに尽力いただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。