ドクターヘリを推進する議員連盟総会(尾辻会長)が参院議員会館で開催。(22日)認定NPO法人救急ヘリ病院ネットワーク 國松会長・全日本航空事業連合会 高岡委員長から要望を伺い、厚労省・内閣府・国交省からドクターヘリの現状や防災計画の位置づけ、ドクターヘリ従事者の育成・確保の国の支援策などヒアリング。
ドクターヘリは公明党の推進で配備が進み、現在37都道府県45機が導入。基地病院数は10年間で5倍、運航件数は10年間で7倍と急増しています。
一方ヘリ操縦士は過去15年間で1000人で推移し、ほぼ横ばい。年齢構成では40代以上が8割を占め高齢化も顕著。本日2団体から下記要望を伺い対策を協議を進めました。
【全日本航空事業連合会要望】
- ドクターヘリ操縦士の確保(操縦士の年齢50歳以上65.5%)
- ドクターヘリ事業補助金の確保(1か所平均5400万円の赤字:現在1か所2.2億円の予算)
【NPO法人 救急ヘリ病院ネットワーク要望】
ドクターヘリの防災基本計画に位置付け
- ドクターヘリを防災基本計画に位置付ける事
- 大災害時におけるドクターヘリの全国的運用を制度化する事
- 航空機墜落事故等大規模事故時におけるヘリコプターによる救助活動を義務付けるための「大災害宣言」の発令を制度化するとともに救助に当たるヘリコプターに対する指揮命令系統の一本化を制度化する事